オーストラリア北東部ケアンズで12日午前1時50分(日本時間同0時50分)ごろ、ヘリコプターがホテルの屋上に墜落し、操縦士1人が死亡した。日本人観光客を含む宿泊客約400人は避難した。在ケアンズ領事事務所によると、邦人のけがなどの被害は報告されていない。

 警察などによれば、ヘリは当時、無許可で低空を飛行。墜落後、火災を引き起こした。宿泊客2人が煙を吸って病院で手当てを受けたが、命に別条はないという。現場検証のためホテルは閉鎖され、邦人客らは別の宿泊施設へ移ることになった。

 ケアンズは世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフに近い人気観光地。日本の夏休みに当たる現在、多くの邦人が訪れている。(シドニー=時事)

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