【北京=時事】中国外務省は13日、王毅(ワン・イー)共産党政治局員兼外相が14〜17日にミャンマーとタイを訪問すると発表した。メコン川流域諸国との協力について話し合う外相会議に出席する。
中国はミャンマー北東部などで衝突する国軍と少数民族武装勢力の「仲介役」に意欲を示し、昨年から関係各派の和平協議を後押ししている。中国外務省はこれまで、「停戦で合意した」などと成果をアピールしてきたが、実際に戦闘が収まる兆しはない。同省報道官は13日の談話で「ミャンマーの当事者が(主張の)相違を解決できるよう、中国は建設的な支援を提供する」と強調した。
中国外相のミャンマー訪問は昨年5月の秦剛国務委員兼外相(当時)以来で、同10月の戦闘激化後では初めて。前回は国軍トップのミンアウンフライン総司令官と会っており、今回も会談するとみられる。
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