中国の国家統計局が15日に発表した7月の新築の住宅価格指数は、主要な70都市のうち66都市で前の月から下落しました。

下落した都市は前の月から2か所増え、その比率は全体の94%余りに上っています。

一方、上昇は2都市にとどまり、残る2都市は横ばいでした。

都市別に見ますと、大都市では
▽上海は0.2%上昇した一方
▽深※センは0.9%
▽広州は0.8%
▽北京は0.5%
それぞれ下落しました。

また、規模の小さい地方の都市も平均で0.7%下がっていて、不動産価格の低迷が一段と深刻になっています。

中国政府は、地方政府による売れ残っている住宅の買い取りなど、不動産不況への対策を強化する方針を示していますが、効果は限定的だという指摘も出ていて、政府が不動産市場の改善に向け、さらなる対策を打ち出すかどうかが焦点となります。

※「セン」は、土へんに「川」。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。