7月、ハマスの最高幹部が訪問先のイランで殺害されたことなどを受けて、イランがイスラエルへの報復を宣言し、中東情勢は緊張が高まっています。

こうした中、上川外務大臣は15日午後、イランのバゲリ外相代行と電話で会談しました。

この中で上川大臣は、中東情勢の悪化に深刻な懸念を示したうえで「事態のさらなるエスカレーションは地域や国際社会の利益にならず、これ以上、緊張を高めることがないよう、あらゆる努力がなされるべきだ」と伝え、イランによる理性的な対応を求めました。

また、レバノンのシーア派組織ヒズボラをはじめ、イランが影響力を持つ勢力に対し、自制を強く働きかけるよう求めたほか、現地の日本人の安全確保に協力を要請しました。

そして会談では、中東地域の平和と安定の実現に向けて、日本とイランとの間で意思疎通を続けていくことで一致しました。

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