【ラーゴ共同】米大統領選の民主党候補ハリス副大統領(59)は15日、バイデン大統領(81)と共に東部メリーランド州ラーゴの集会で演説し、薬価引き下げなどで中間層の生活水準底上げを図る姿勢を訴えた。2人そろっての登壇は、7月21日のバイデン氏の撤退後初めて。共和党候補のトランプ前大統領(78)との対決に向けて結束を演出した。  バイデン政権はこの日、高齢者向け公的保険メディケアの利用者が服用する10種類の薬価を引き下げることで製薬会社と合意したと発表。ハリス氏は「大手製薬会社は長年、自社の利益のために薬価を必要以上に高くしてきた」と批判した。  ハリス氏はバイデン氏を前に「医療福祉拡充を含め、これほど多くの実績を残した大統領は少ない」と称賛した。自身も検事や上院議員だった時期、他国より割高な米国の薬価を下げるために努力したとし、党候補としての正統性をアピールした。  バイデン氏も「政策を実現する中で素晴らしいパートナーに恵まれた」と応じ、ハリス氏に太鼓判を押した。


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