【バンコク=共同】タイメディアは17日、汚職罪などで実刑判決を受けた後に仮釈放されていたタクシン元首相が、国王の恩赦で正式に釈放されると伝えた。16日付の官報で国王の誕生日を受けた恩赦が18日に実施されると公表され、タクシン氏が対象に含まれた。
ただ、タクシン氏は6月に別件の不敬罪などで起訴されて保釈中で、無許可での海外渡航は禁止されている。
タクシン氏は2006年にクーデターで首相の座を追われ、08年から国外逃亡を続けて昨年8月に帰国。実刑判決を受けたが、体調不良を訴えて警察病院で半年間過ごし、今年2月に仮釈放された。量刑は計8年から恩赦で1年に短縮されていた。
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