韓国で11日の深夜、貴金属店に2人組の男が強盗に入ったが、何も取らずに逃走した。
商品が鉄板で覆われる「自動金庫陳列棚」で、ショーケースの中の貴金属が見当たらず、逃走するしかなかったのだ。
その後、警察は逃げた男たちを検挙した。

深夜に強盗に入る2人組の男

韓国・京畿道で11日、深夜にバイクに乗って2人組の男が現れた。

男らは貴金属店のドアを破り、金を盗み取ろうと犯行を重ねていたが、思いがけない結末が待っていた。

店のドアを破壊する男(映像提供:京畿平沢警察署)
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男らは店の前にバイクを止めると、そのうちの1人が、一心不乱に棒のようなものでガラス扉をたたき割り、中へと入っていく。

きびすを返しバイクで走り去った男(映像提供:京畿平沢警察署)

店内に入ると、男はまっすぐに奥へと向かうが、すぐにきびすを返して店の外へ戻る。
そしてバイクに乗り、待っていた男と去っていった。

商品を守ったのは「自動シャッター」

当時、店には5500万円相当の貴金属があったはずだったが、映像を見るとショーケースの中には一切の貴金属が見当たらなかった。

実際の「自動金庫陳列棚」(映像提供:京畿平沢警察署)

盗みを防いだのは、閉店後に陳列台が下がり、商品が鉄板で覆われる「自動金庫陳列棚」と呼ばれる、店が作った特殊な棚だった。
この棚のおかげで、男らはお目当ての金を盗むことができずに逃走するしかなかったのだ。

さらに男の1人は、自らの犯行で割ったガラスによって手にけがをしたという。

犯行の動機は借金(映像提供:京畿平沢警察署)

その後、警察は逃げた男たちを検挙、犯行の動機については「借金を返すために犯行に及んだ」と、供述しているという。
(「イット!」 8月14日放送より)

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