【ソウル=木下大資】韓国の革新系最大野党「共に民主党」の党大会が18日に開かれ、2022年に党代表に就いた李在明(イジェミョン)氏の再任が決まった。得票率85.4%の圧倒的な勝利で、党内を掌握していることを改めて印象づけた。

◆与野党対立は激化するとの見方

 聯合ニュースによると、過去に同党系列の政党で代表が再任されたケースは、元大統領の金大中(キムデジュン)氏以来。

李在明氏(2022年撮影)

 李氏は政見発表で「政権の不法と不正により経済、外交、安保、民主主義など全ての領域が退行中だ」と尹錫悦(ユンソンニョル)政権を批判。代表受諾演説では尹氏や与党「国民の力」の韓東勲(ハンドンフン)代表に会談を呼びかけたが、与野党対立は今後も激化するとの見方が強い。  李氏は2022年の大統領選で尹氏に惜敗。2027年の次期大統領選の有力候補とされるが、過去の汚職疑惑などを巡る裁判の結果により政治生命が左右される「司法リスク」も抱えている。 

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