【プノンペン=共同】日本人が相次いで高収入で簡単な仕事といったうその求人にだまされてカンボジアに渡航し、南東部スバイリエン州バベットで就労を強要された事件が起き、日本人12人が現地警察に保護されたことが21日、現地捜査関係者への取材で分かった。
当局は特殊詐欺などに関与させられた可能性があるとみている。12人を現地に誘った日本人数人が逃亡し、当局は行方を追っている。
バベットはベトナム国境にあり、カジノ施設が立ち並ぶ。カンボジアでは、中国の提唱する巨大経済圏構想「一帯一路」に伴って不動産やカジノ産業への投資が活発化した。犯罪集団も流入し、治安が急激に悪化。オンライン詐欺などの一大拠点になっているとの指摘がある。
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