鳥取県の平井知事が23日、中国の航空会社幹部とオンラインで面談し、運休が続く米子ー上海便の再開に向け、連携を強化することを確認しました。一方、県は台湾との定期路線開設に向け、航空会社と交渉を進めていることも明らかにしました。

平井知事がオンラインで面談したのは、中国の航空会社・上海吉祥航空のチョウ副会長。テーマは、2020年2月から運休が続いている米子ー上海便の再開です。
チョウ副会長は、燃料の調達や人員不足などの課題はあるとしたうえで「鳥取県への路線は非常に重視している。運航再開に向けて連携していきたい」と話し、早期再開へ前向きな姿勢を示しました。

平井知事:
周辺環境を整備しながら上海吉祥航空を具体的な検討に引き込んでいきたい。

一方、鳥取県は米子と台湾を結ぶ新路線について、2025年1月の開設を目指して、台湾のLCC・格安航空会社タイガーエア台湾と交渉を進めていることを明らかにしました。
台北近郊の桃園国際空港との間に週2往復運航する計画で、平井知事が8月29日に台湾を訪問して、航空会社に直接要請することにしています。実現すれば、鳥取県と台湾を結ぶ初めての定期便となります。

平井知事:
多路線化が見え始めたと思っている。大阪関西万博を前にした今の盛り上がる時期に、できる限り成果を上げていきたい。

米子空港では、すでにソウルとの定期便が再開、10月27日には香港便も運航が再開される予定です。
県は、上海便の再開、台北便の新規就航を見据え、米子空港の国際便受け入れ態勢の整備を急ぐ方針です。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。