ロバート・ケネディ・ジュニア氏(AP=共同)
【ワシントン共同】11月の米大統領選に無所属で出馬していた弁護士ロバート・ケネディ・ジュニア氏(70)は23日、選挙戦から撤退し、共和党候補のトランプ前大統領(78)を支持すると表明した。勝敗を左右する激戦州の情勢に影響する可能性があり、民主党候補のハリス副大統領(59)には痛手になりそうだ。 1963年に暗殺された民主党ケネディ大統領のおい。「第3の候補」として民主、共和両党以外の選択肢を望む有権者の受け皿になることを狙ったが支持が伸び悩んでいた。西部アリゾナ州フェニックスでの記者発表で「勝利への現実的な道筋があるとは思えない」と語った。 トランプ氏から共闘を持ちかけられたと明らかにした。民主党とは「本質的な問題で意見が合わない」とし、トランプ氏とは国境管理やウクライナ情勢など「多くの重要な問題で意見が一致している」と述べた。トランプ陣営から票を奪い、ハリス陣営を利する可能性が高いため撤退を決めたと説明した。
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