ドイツ西部のゾーリンゲンで23日夜、市の創設650周年を祝うイベントの会場で、何者かが刃物で来場者を次々に襲い、50代と60代のあわせて3人が死亡し、8人がけがをしました。

捜査当局は、24日、事件との関連を調べるため15歳の少年を拘束したと発表したのに続き、新たに1人を拘束しましたが、襲撃の実行犯の行方はわかっていません。

こうした中、過激派組織ISとつながりのある「アマーク通信」は24日、「攻撃を行ったのはISの戦闘員でパレスチナやそのほかの場所にいるイスラム教徒のために復しゅうをした」と伝えました。

また、ドイツの公共放送ZDFなど一部のメディアは、捜査当局がISの関与の可能性もあるとみて調べていると報じていますが、事件の背後関係などは明らかになっておらず、捜査が続いています。

今回の事件をめぐっては、ショルツ首相がSNSに「恐ろしい事件だ。私たちは犠牲者を悼み、遺族に寄り添う」と投稿したほか、ドイツの人々の間で衝撃的な事件の犠牲者を追悼する動きが広がっています。

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