ガザ地区での停戦に向けた協議において、イスラエルは、ガザ地区南部のエジプトとの境界地帯などの戦略的要衝に停戦後も部隊を駐留させ続けると主張してきましたが、アメリカのメディアは、イスラエル側がこの境界地帯の一部で部隊を一定程度離れた場所に配置するという妥協案を示したと伝えています。
こうした中、イスラエルのメディアなどは、24日、エジプトで行われている協議にイスラエルの情報機関トップをはじめ、アメリカのCIA=中央情報局のバーンズ長官や仲介国カタールのムハンマド首相などが参加する見通しだと報じました。
また、ハマス側は、協議の進捗(しんちょく)について仲介国から報告を受けるため、エジプトに代表団を派遣すると明らかにしました。
一方、パレスチナのメディアは、24日もガザ地区でイスラエル軍の攻撃によって市民50人が死亡したと伝え、犠牲者は増え続けています。
停戦をめぐるイスラエルとハマスの間の意見の隔たりが依然大きいなか、仲介国などは双方への働きかけを強める構えで、合意の実現に向けて協議を進展させられるかが焦点となっています。
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