【モスクワ共同】ロシア正教会最高位のキリル総主教は、ウクライナのゼレンスキー大統領がウクライナ正教会のモスクワ総主教庁系の活動を禁止する法律に署名したことを受け、法律を非難する書簡を世界の主要教会トップらに送付した。ロシア正教会が24日発表した。  送り先はローマ教皇フランシスコや英国国教会のカンタベリー大主教、国連のグテレス事務総長ら。  キリル総主教は書簡で、法律によって「数百の修道院や数百万の正教会信者が法的枠組みの外に置かれ、財産や祈りの場を失うことになる」とウクライナを批判した。  ウクライナ正教会には、ロシア正教会の影響が強いモスクワ総主教庁系と独立系が存在する。


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