韓国政府が27日の閣議で決定した来年の予算案のうち、国防費は前の年より3.6%多い61兆5878億ウォン、日本円でおよそ6兆7000億円となりました。

韓国の国防予算が60兆ウォンを超えるのは、初めてだとしていて、北朝鮮の核・ミサイルへの対応力の強化などを重視したということです。

主な内容として、ミサイル発射の兆候を捉えた場合の先制攻撃と発射後の迎撃、それに攻撃を受けた場合の大量報復攻撃という「3軸体系」と呼ばれる態勢をより高度化するため、予算を重点的に配分するとしています。

また、主に国産の技術を使って初めて開発した戦闘機「KF21」の量産体制の本格化など、兵器の強化に8兆ウォン余り、日本円でおよそ8700億円を盛り込むとしています。

韓国の来年の予算案は9月2日、国会に提出される予定です。

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