◆「記者を船に同乗させて撮影し、事実をゆがめている」
沿岸警備隊で南シナ海問題を担当するジェイ・タリエラ報道官は、中国がサビナ礁で攻撃的行動を加速させる背景について「フィリピンが巡視船のプレゼンス(存在)を強化していると思い込んでいる」と指摘。「中国側は巡視船が既に半座礁状態にあり、前方展開基地に転用されるだろうと主張している」と話した。 中国側は海警局だけでなく、国家安全省も27日にフィリピンを非難する声明を出し、対抗姿勢を強めている。南シナ海問題で米国と連携を深めるフィリピンをけん制。「記者を船に同乗させて撮影させることで事実を歪曲(わいきょく)し、誇大宣伝している」などと、フィリピン政府による国際世論づくりにも神経をとがらせている。 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。