29日、韓国大統領府で開かれた記者会見で、ユン・ソンニョル大統領は、岸田総理大臣が退任したあとの日韓関係について「日本の国政をどの指導者が託されたとしても韓日両国の間で未来のための協力と相乗効果が維持できるようにしたい」と述べ、次期総理大臣との間で引き続き日韓関係の強化を進めたい考えを強調しました。

また、岸田総理大臣が、来月上旬にも韓国を訪問できないか検討していることについては「訪問はまだ確定していないが、いつでも歓迎する立場だ。時期や形式にこだわらず、必要に応じていつでも首脳間でシャトル外交をしようと約束している」と述べました。

一方、アメリカのバイデン大統領も退任することで日米韓3か国の協力関係がどうなるか問われたのに対しユン大統領は、「3か国の協力体制は、インド太平洋地域や、グローバルな経済安全保障にとって重要で、3か国自身にも非常に有益だ。指導者が交代するからといって協力体制が変わるものではない」と指摘しました。

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