【ニューヨーク=共同】イラン国連代表部は28日、紅海でイエメンの親イラン武装組織フーシ派の攻撃を受けて損傷した原油タンカーについて、フーシ派が関係国による救助やえい航を認めたと明らかにした。タンカーでは火災が発生し、原油の流出による自然環境への影響が懸念されていた。
フーシ派はパレスチナ自治区ガザでイスラエル軍と戦うイスラム組織ハマスに連帯を示し、紅海周辺で商船を狙った攻撃を続けている。ロイター通信によると、損傷したのはギリシャ船籍のタンカー「スニオン」で、原油15万トンを運んでいた。フーシ派が22日に攻撃したと発表していた。
イラン国連代表部によると、タンカーを救助するため、関係国からフーシ派に対して周辺での攻撃を一時停止するよう要請があった。フーシ派は人道と環境への配慮から要請に同意したという。
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