【バギオ共同】フィリピン軍のブラウナー参謀総長は29日、南シナ海のサビナ礁の自国権益を守るため4月から長期停泊する日本供与の大型巡視船に対し、沿岸警備隊がヘリコプターの空輸で物資を補給したと明らかにした。ルソン島バギオで記者会見した。  フィリピン政府筋も、パラワン島から28日にヘリを飛ばして大型巡視船に物資を届けたと共同通信に述べた。  同礁の主権を一方的に主張する中国は周辺に約40隻の船団を配置。8月に入って海警局の船による放水砲使用や衝突でフィリピンの船の接近を阻止してきた。大型巡視船は補給を絶たれ、水や食料が不足し、兵糧攻めの状態に陥っていた。


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