アメリカのハリス副大統領は29日、CNNテレビのインタビューで「重大な決断をするときに異なる考えや経験を持つ人に加わってもらうことは大切だと考えている。共和党員が閣僚の一員となることは国民の利益になる」と述べて、野党・共和党から閣僚を起用することを検討する考えを示しました。

ハリス氏は、具体的な人物は念頭にないとしましたが、党派を超えた融和を目指す姿勢を強調した形です。

一方、アメリカメディアによりますと、共和党のトランプ前大統領は、ケネディ元大統領のおいで、先週選挙活動を中止し、トランプ氏を支持すると表明した、無所属候補のロバート・ケネディ・ジュニア氏を、政権移行チームに起用したということです。

さらに、元民主党で下院議員も務めたトゥルシー・ギャバード氏も、チームに起用されたと伝えられています。

ハリス氏とトランプ氏、ともに自身の党の外からも人材を起用する姿勢を見せることで、新たな支持層を獲得するねらいがあるとみられます。

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