銃撃を受けたWFPの車両には「UN」の文字がみえる(27日)=WFP提供・ロイター

【ニューヨーク=共同】米国のウッド国連次席大使は29日、世界食糧計画(WFP)の車両が27日にパレスチナ自治区ガザで銃撃されたことを巡り、イスラエル軍内の「通信ミス」が原因だった可能性があるとイスラエル側から説明を受けたと明らかにした。

WFPが公表した写真では、複数の弾痕が残る車両の側面に、国連を意味する「UN」と大きく書かれている。通信ミスが原因だとしても、現場で国連関係の車両だったと認識できなかったかどうかは依然として疑問が残る。

ウッド氏は29日に開かれたガザ情勢を巡る国連安全保障理事会の会合で、イスラエル側の初期調査の報告として述べた。WFPは安全が確認できるまでガザでの支援は見合わせる方針だ。

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