アメリカのハリス副大統領は29日、大統領候補となってから初めてアメリカメディアのインタビューに応じました。
インタビューは副大統領候補でミネソタ州知事のウォルズ氏とともに答える形で行われ、日本時間30日午前10時からCNNテレビで放送されました。
この中でハリス氏は「重大な決断をするときに異なる考えや経験を持つ人に加わってもらうことは大切だと考えている。共和党員が閣僚の一員となることは国民の利益になる」と述べて、具体的な人物は念頭にないとしながらも、野党・共和党からの閣僚の起用を検討する考えを示し、党派を超えた融和を目指す姿勢を強調しました。
またハリス氏は、大統領に当選したら最初に取り組むこととして「私の最優先事項は中間層を支え、強くすることだ。『チャンスを得られる経済』のための計画を実行することになる」と述べて、経済政策を挙げました。
一方、中東情勢をめぐって、イスラエルへの武器輸出をやめるなど、バイデン大統領の方針を変える考えがあるか問われたのに対し、停戦の実現の重要性は強調しながらも、対イスラエル政策を変更する考えはないことを明らかにしました。
ハリス氏は民主党の大統領候補となってからこれまで記者会見やメディアのインタビューを受けていないとして、共和党側から批判されていて、今回のインタビューでの発言内容が注目されていました。
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