ゼレンスキー大統領は30日、ウクライナ空軍のオレシチュク司令官を解任したと発表しました。

大統領はビデオ演説の中で「国民や、すべての兵士を守らなくてはならない」と述べましたが、F16戦闘機が8月墜落したことが関係しているかどうか、直接言及はしませんでした。

こうした中、双方による激しい攻撃は依然として続いています。

ウクライナ東部ハルキウ州ではアパートにロシア軍のミサイルが直撃するなどして、子どもを含む6人が死亡、97人がけがをしたと地元の知事が発表しています。

一方、ロシア西部のベルゴロド州の知事は、ウクライナ側による攻撃で5人が死亡し、子どもを含む37人がけがをしたとしています。

軍事侵攻が長期化する中、ロシアの独立系メディア「メディアゾナ」などは30日、おととしの侵攻開始以降、確認できたロシア軍兵士の死者は6万6000人以上にのぼっていると伝えました。

「メディアゾナ」などは、遺族のSNSへの投稿や地元メディアの報道などの公開情報を元に調査していて、7月中旬の時点での死者はおよそ6万人で、この1か月余りで死者はおよそ6000人増えたことになります。

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