【カイロ=共同】米中央軍は31日、イラク西部で、同国治安部隊と共同の過激派組織イスラム国(IS)掃討作戦を29日に実施し、戦闘員15人を殺害したと発表した。民間人被害の情報はないとしている。AP通信によると、作戦で米兵7人が負傷した。

ISはかつてイラクやシリアで支配地域を拡大したが、米軍などの掃討作戦で弱体化した。ただドイツで3人が殺害された刃物襲撃事件で犯行声明を出すなど、ISや系列勢力によるテロは各地で散発的に起きている。中央軍は「ISの脅威は続いている」とし掃討を続けると強調した。

イラクにはIS掃討を目的とした米軍主導の有志連合軍が駐留している。イラク政府は連合軍の撤収を求めており、米イラク関係の懸案になっている。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。