【キーウ、モスクワ共同】ウクライナ東部のドネツク州とハリコフ州で8月31日、ロシア軍の攻撃があり、計7人が死亡した。ロシア国防省はドネツク州トレツクの東郊ピウニチネを制圧したと発表した。 ドネツク州の要衝チャソフヤールで少なくとも5人が死亡した。州知事は「チャソフヤールで普通の暮らしを送るのは不可能だ」と述べ、民間人に避難を呼びかけた。ハリコフ州知事によると、ロシア軍は同州ハリコフ市近くの集落を攻撃し、2人が死亡した。 ロシアのラブロフ外相はロシア国営メディアRTが放送したインタビューで、間もなく開始1カ月となるウクライナ軍のロシア西部クルスク州への越境攻撃について、捕虜や領土を獲得しロシア側と交換交渉をするのが目的だとの考えを示し「ロシアは自国領について誰とも協議しない」と表明した。
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