【モスクワ共同】アルメニアのパシニャン首相は8月31日、首都エレバンで記者会見し、係争地ナゴルノカラバフを巡り長年対立してきた隣国アゼルバイジャンに対して平和条約への署名と批准をするよう30日に要請したことを明らかにした。アゼルバイジャンはこれを拒否した。インタファクス通信などが報じた。  パシニャン氏は「和平合意の17条項のうち序文と13条項で完全に合意し、3条項で部分合意した。残り1条項の文言もほぼ合意している」と説明した。  これに対し、アゼルバイジャン外務省報道官は31日、アルメニア憲法にあるナゴルノカラバフの主権を主張する項目を取り下げることが署名の条件だと述べた。


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