【キーウ共同】ウクライナ国家警察は1日、東部ドネツク州クラホベにロシア軍の攻撃があり、3人が死亡、11人が負傷したと明らかにした。ロシア軍は東部各地への攻撃を強化しており、ハリコフ州ハリコフへのミサイル攻撃では子どもを含む40人以上が負傷。地元当局者などによると救助活動中の医師らもけがを負った。 クラホベへの攻撃では集合住宅や家屋にも被害が出た。ハリコフでは攻撃を受けた商業施設で救助活動が始まった後に再攻撃があった。時間差で同じ場所を2度狙う「ダブルタップ」という攻撃手法で、駆け付けた救急隊を狙ったとみられる。 ロシア国防省は1日、ドネツク州の要衝ポクロウシクの南東23キロにある集落プティチェを制圧したと発表した。英国防省は、ロシア軍の最前線部隊がポクロウシクまで10キロを切った可能性が高いと分析。英紙テレグラフは8月31日、ウクライナ軍の偵察部隊指揮官が周辺の戦線でのロシア軍との兵力差が5倍に上り、ウクライナ側が苦戦を強いられていると指摘した。
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