【ローマ共同】国連食糧農業機関(FAO)などは24日、紛争や自然災害で深刻な食料不足に陥った人々の数を示す「急性飢餓人口」が、調査対象となった59カ国・地域で2023年に2億8160万人に上ったとの報告書を公表した。調査対象の拡大はあるものの、22年に比べて約2400万人増加。パレスチナ自治区ガザでの人道危機などが影響を与えた。  急性飢餓人口の増加は5年連続。報告書では、23年10月以降にイスラエル軍の攻撃が続くガザでは、全人口の約220万人が深刻な食料不足にあると指摘。そのうち約60万人は最も深刻な状態である「壊滅的な飢餓」にあるとした。


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