カメラを向ける父におどけた表情を見せる娘。この幸せそうな家族の写真を撮影したのは、北朝鮮による拉致被害者・横田めぐみさんの父・滋さんです。

【横田めぐみさんの母・早紀江さん】
「どの家族でも同じような思いで(子どもを)育てて、良い写真があると思うが、(拉致問題は)誰がなっても地獄のような問題」

東京で開かれている写真展で、夫が撮影した娘の写真を見て、こう話した早紀江さん。

今年11月で還暦を迎えるめぐみさんが47年間も帰国を果たせずにいる現状に、いら立ちを隠せません。

その矛先は次の総理を選ぶ自民党総裁選にも向けられています。

【横田めぐみさんの母・早紀江さん】
「(総裁選に)立候補しているこの時期に、これだけ騒がれているこの問題を誰も言葉に出さない。拉致ということを。それがもう絶望的な感じがする」

政権与党として、どうこの問題を解決するのか、改めてその本気度が試されています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。