日本のメーカーの衣類などを、北朝鮮に不正に輸出した疑いで、85歳の男が書類送検されました。

札幌市に住む無職の男(85)は、5年前、国の許可を得ずに日本メーカーの下着などおよそ200点・43万円相当を、北朝鮮に輸出した疑いが持たれています。

警察によると、男は衣類などを北朝鮮と国境を接する中国の吉林省に送り、協力者が北朝鮮に持ち込んでいたとみられます。

北朝鮮のIT技術者が、大阪府に住むモンゴル国籍の女性になりすまして仕事を受注し、男は、この収益を衣類の購入にあてていました。

男は過去に、北朝鮮で水産加工会社を経営していて、調べに対し「北朝鮮との貿易再開に向けて、関係の維持が目的」などと容疑を認めています。

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