【バンコク=藤川大樹】タイのタクシン元首相の次女で最大与党・タイ貢献党党首のペートンタン首相(38)ら閣僚が6日、バンコクのドゥシット宮殿で国王宣誓式に臨み、新政権が発足した。

6日、国王宣誓式に先立ち、タイ・バンコクの首相府に到着したペートンタン首相=藤川大樹撮影

 ペートンタン氏は7日に特別閣議を開き、12日にも施政方針演説を行う予定。貢献党の看板政策である1万バーツ(約4万円)の「デジタル通貨」配布は継続される見通しとなっているが、計画の一部が修正される可能性があるという。  貢献党は前政権に引き続き財務相、国防相、外相など主要な閣僚ポストを押さえた。与党第2党のタイの誇り党のアヌティン党首は副首相兼内相を、親軍政党のタイ団結国家建設党のピラパン党首は副首相兼エネルギー相を続投。連立に新たに加わった民主党のチャルームチャイ党首は天然資源・環境相に就いた。 

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