ウクライナ軍がロシアへの越境攻撃を開始してから、6日で1か月です。ウクライナではロシア軍による攻撃が連日続いていて、東部では6日、集合住宅などが被害を受け、少なくとも1人が死亡、50人以上が負傷しました。
ウクライナ空軍は6日、東部ドニプロペテロウシク州が、ロシア軍のミサイル5発の攻撃を受けたと発表しました。
非常事態庁によりますと、集合住宅が被害を受けて火災が発生し、少なくとも1人が死亡、子ども3人を含む55人が負傷しました。
内務相の顧問は、北朝鮮製のミサイルが使用されたとしています。
ウクライナ軍によるロシア西部クルスク州への越境攻撃開始から6日で1か月を迎える中、ロシア軍はウクライナへの攻勢を強めていて、プーチン大統領は5日、「クルスク州から徐々に敵を追い出し始めている。奪還はロシア軍の神聖な義務だ」と述べ、反撃を示唆しました。
ロシアでは6日から8日まで、首長や議員らを選出する統一地方選挙の投票が行われますが、越境攻撃が続くクルスク州でも実施されていて、ロシア側は戦時下でも「平時」をアピールしたい狙いがあるとみられます。
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