【詳細】ロシア ウクライナに軍事侵攻(9月7日の動き)

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イランがロシアに短距離弾道ミサイル提供の報道に懸念

アメリカの有力紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は6日、アメリカやヨーロッパの複数の当局者の話として、イランがロシアに短距離弾道ミサイルを提供していると報じました。

報道を受けて、ウクライナ外務省は7日「深い懸念を表明する。ロシアとイランが軍事技術の分野で協力を深めることは、ウクライナだけでなく、ヨーロッパや世界全体にとって深刻な脅威だ」とする声明を発表し、イランに対しいかなる兵器も提供しないよう求めました。

イランとの関係を強化するロシアは、これまでにも自爆型の無人機をイランから受け取ってきたと指摘されていて、ウクライナはロシアとイランの軍事協力に神経をとがらせています。

こうした中、イランの国営通信は7日、イランの国連代表部が、報道された内容を否定したと伝えました。

一方、ロシアでは、西部ボロネジ州で7日未明にかけてウクライナ軍の無人機による攻撃があり、地元の知事はSNSで、撃墜された無人機の破片が落下して弾薬庫で火災が発生し、住民の避難が行われていると明らかにしました。

イラン国営通信は 提供を否定と報道

イランの国営通信は7日、イランがロシアに対し、ウクライナで使うための弾道ミサイルを提供したとする欧米メディアの報道について、イランの国連代表部が否定したと伝えました。

この中で国連代表部は「ウクライナの紛争に対するイランの立場は変わらず、人的被害やインフラの破壊、それに、停戦交渉の妨げにつながる紛争当事者への軍事支援を非人道的なものとみなす」と説明したということです。

そのうえで「イランはそのような行為に関わることを控えるだけでなく、ほかの国にも紛争当事者への兵器の提供をやめるよう呼びかける」として、ロシアとウクライナ双方に対する軍事支援をやめるべきだと訴えたということです。

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