中国・吉林省で、大雨の影響で冠水した道路を必死に進む男の姿がカメラにとらえられた。
警察官が制止する中、男が水の中を進み続けた理由は、飲酒運転の発覚を恐れ、逃れるためだった。
しかし男は、泳げず溺れかけ、警察官に助け出された。
制止振り切り…冠水道路を泳ぐ男
中国・吉林省で7月に撮影されたのは、大雨で冠水した道路を進む1人の男。
近くには警察官の姿も映っている。
男が、「行かせてくれー!」と叫び、警察官は「それ以上進むな!」と制止しようとしていた。
しかし、男は茶色く濁った水に体の半分ほどつかりながら、先に進もうと必死だ。
すると男は突然、冠水した道路を泳ぎ始めた。
それに対し、「いい加減にしろ!」と怒鳴る警察官に、「行かせてよー!」と拒否する男。
そのまま泳いで行ってしまうのかと思いきや、今度は男の様子が変だ。
動画を撮影していた住民たちも、男の様子に気がつくと、「えっ?泳げないのか?」と驚き、半笑いでカメラを向ける。
実は、男は泳げなかったのだ。
その後、ようやく柵につかまった男は、どうしても水から出たくないようで、近づいてきた警察官に水をかけて抵抗した。
必死の進行…実は飲酒運転の逃走
泳ぎ切った先に、男が豪雨被害を案じた何かがあったのか。
そんな想像をかき立てながら、泳げない男がそこまで泳いで行きたい理由は、“飲酒運転”だった。
現地メディアなどによると、車を運転中に警察官に止められた男は、アルコール検査を拒否し、飲酒運転の発覚を恐れて、冠水した道路を泳いで逃げようとしたという。
ところが男は泳げなかったため、すぐに溺れかけ、最後は警察官に助け出されることになった。
(「イット!」 9月3日放送より)
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