韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が8日朝からごみなどをぶら下げた風船を韓国に向けて飛ばしていることが確認されたと発表しました。

風船を飛ばしたのは9月4日から5日連続となり、少なくとも合わせて1100を超える風船を飛ばしたとみられ、韓国国内でおよそ400個の落下物が確認されたということです。

ごみはいずれも紙やペットボトルなどで、危険性はないということです。

北朝鮮は、韓国の民間団体が北朝鮮を非難するビラを飛ばすことへの対抗措置として、ことし5月以降、ごみなどをぶら下げた風船を韓国に向けて飛ばしてきましたが、8月上旬からは1か月近く途絶えていました。

韓国の通信社、連合ニュースは、韓国統一省の当局者の話として「最近も韓国の民間団体が北朝鮮に向けたビラを非公開で飛ばしているようだ」と報じていて、これに対する対抗措置の可能性もあります。

韓国軍が引き続き警戒をするとともに、市民に対して、風船を見つけた場合は触らずに直ちに通報するよう注意を呼びかけています。

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