日本の夏の音楽フェスティバル「サマーソニック」が初めてタイで開催され、人気音楽ユニット・YOASOBIも出演して会場を盛り上げた。
日本の音楽フェス「サマーソニック」タイで初開催!
毎年、千葉と大阪で行われている日本の夏の音楽フェスティバル「サマーソニック」が、8月24日から2日間、タイの首都バンコク近郊の複合施設「インパクト・ムアントンタニ」で開催された。
「サマーソニック」には、アメリカやイギリスをはじめ世界のトップアーティストが参加し、海外のファンも多いことから、今回、大規模なフェスの実績があるタイへの進出に踏み切った。
この記事の画像(6枚)公演にはタイの人気ラッパー「F.HERO」なども登場して観客を盛り上げた。
実は「サマーソニック」は、2017年にも中国・上海でトライアル開催した実績があるが、今回が本格的な海外展開のスタートと位置づけられている。
タイで初めて開催されることについて、来場者は「いいと思います。来ているアーティストの質もいいです」と話す。
ファンの寄せ書きまで…タイでも大人気のYOASOBI
2日目の8月25日には、タイでも大人気の日本のYOASOBIが出演。
会場前では地元のファンが集まり、公演後にYOASOBIに贈るという寄せ書きを作っていた。中には日本語で「タイに来てくれてありがとう」などと感謝の思いをつづるファンもいた。
「YOASOBI THAILAND FANCLUB」リーダーに話を聞くと「タイのファンの愛を伝えるために寄せ書きを作っています。我々のフォロワー数はきのう(8月24日)で2万人になりました。YOASOBIを見るために去年(2023年)の東京のサマーソニックにも行きました」と語った。
さらにファンの女性は「今日はYOASOBIと全力で楽しみたいし、『サワディーカー、サワディーカップ』とタイ語で挨拶してくれることを期待しています。全部の曲を聴きたいけれど特に聴きたいのは『群青』。そして、『アイドル』!」と話した。
そして、イベントのハイライトでステージに上がったYOASOBIのボーカルikuraさんは、ファンの期待に応えてタイ語で挨拶。
代表曲『アイドル』など9曲を披露したほか、2024年12月から2025年2月にかけてバンコクを含むアジア7都市でツアーを行うことを発表し、会場を沸かせた。
2日間で2万2千人以上が訪れたタイの「サマーソニック」は2025年も開催される予定で、今後は、南米やオーストラリアなど海外展開も検討されている。
(執筆:FNNバンコク支局長 田中剛)
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