ウクライナ東部の地元の知事などによりますと、ドネツク州やドニプロペトロウシク州で9日、ロシア軍による砲撃などで16歳の女性を含む4人が死亡したということです。

一方、ロシア国防省は、西部ブリャンスク州やクルスク州など、各地に対してウクライナ軍による大規模な無人機攻撃が行われ、144機を撃墜したと10日に発表しました。

このうち20機は、モスクワ州に飛来したということで、国営のタス通信によりますと、モスクワ南西部ブヌコボ空港など、合わせて3つの空港が一時的に運航を制限したということです。

こうした中、ロシア国防省は10日、ロシア海軍が太平洋や北極海、それにバルト海などで400隻以上の軍艦や9万人以上の兵士が参加する大規模な訓練を開始したと発表しました。

このうち日本海で行われる訓練には、中国の艦船も参加するということです。

欧米との対立を深めるロシアが、アメリカや日本などをけん制するねらいがあるとみられます。

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