今月10日に行われた、アメリカ大統領選挙に向けた民主党のハリス副大統領と共和党のトランプ前大統領によるテレビ討論会では、トランプ氏が「オハイオ州のスプリングフィールドでアメリカに流入してきた人たちがペットを食べている」と述べ、波紋を広げています。
このトランプ氏の発言に先立って、共和党の上院議員らがハイチからの移民がペットを食べているなどとSNSに投稿し、実業家のイーロン・マスク氏もこうした主張を肯定する投稿にコメントして情報が拡散する事態となっています。
こうした状況をうけて、ハイチの政府機関は10日付けで「アメリカの政治家による、ハイチからの移民に対する差別的な発言に深い懸念を表明する」とする声明を発表しました。
声明では「仲間の尊厳を傷つけ、生命を危うくしかねない、こうした発言を断固として拒否します」としています。
アメリカのメディアによりますとスプリングフィールドの市当局は、住民からペットの被害などの報告はないとして拡散した主張や投稿を否定しています。
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