アメリカのガーランド司法長官は12日、トランプ前大統領やその支持者らからの司法当局への批判を念頭に「政治的圧力には屈しない」と訴えました。

トランプ氏は10日に行われたABCテレビ主催の討論会で、自らが司法省に起訴されたことなどを踏まえ「バイデン政権が司法省を武器化した。そのため、私は銃弾で撃たれた」と発言しています。

司法省のガーランド長官は12日、職員に対する演説で次のように述べました。

ガーランド司法長官:
この3年半の間、司法省のキャリア弁護士、捜査官、その他の職員に対する攻撃はエスカレートしてきた。

その上で「司法省が陰謀論による根拠のない攻撃を受けるのは言語道断だ」と述べるとともに、「政治的圧力に屈しないことを明らかにするべきだ」と呼びかけました。

ガーランド氏は演説の中で、具体的な名前は明らかにしませんでしたが、トランプ前大統領やその支持者を念頭にした発言とみられます。

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