中国の精肉店で9日、客の男性に店主がビンタを食わらせ、激高する姿がカメラにとらえられた。
男性は、すきを見て釣り銭をごまかす“鬼手窃盗”をしようとしていたとみられている。
店主の怒りのビンタ連続打ちで、男性はあえなく退散したという。
支払い中に突然“激高”ビンタ
中国・安徽省で9日午前7時すぎ、精肉店の防犯カメラに鶏肉を買おうとする白いTシャツ姿の男性が記録されていた。
この記事の画像(11枚)男性が店主に紙幣を手渡し、支払いをしていた最中、突如として、店主が「何やってんだ!出て行け!おまえ、殴るぞ!」と激高し始める。
ついには、店主が男性を平手打ちし、追い出した。
平手打ちされた男性も、がくぜんとした表情だ。
なぜ突然、店主は男性に怒りを爆発させたのか。
直前の支払いの様子をよく見てみると、不可解な行動の理由が判明した。
こっそり釣り銭をごまかそうとする男…
映像を見返すと、店主は男性から中国で一番大きい金額の紙幣をもらうと、お釣りの紙幣を男性に手渡そうとしていた。
するとなぜか、お釣りのうち1枚を店主に返し、料金箱のお札に自ら手を伸ばす。
両替したかったのか、1枚を手に取り、もう1枚は店主に渡した。
紙幣を選別しているようだが、店主の目の前で明らかに怪しい動きが続く。
すると、見かねた店主が腕をつかむと、平手打ちを計4回食らわせ、「何やってんだ!悪いことするな!」と、釣り銭を多くもらおうとした男性を一喝した。
実は、こういった釣り銭をごまかす手口は、中国では“鬼手窃盗”と呼ばれ、個人店などで多数被害が報告されているという。
その名の通り、“相手の意表を突くような奇抜な手”とはならず、男性の犯行はすぐ見破られて撃退された。
男性は、店主に「このお釣りドロボー!」と怒鳴られ、そそくさと店をあとにしている。
(「イット!」 9月11日放送より)
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