フィリピンの人気シュノーケリングスポットで、サンゴ礁へ落書きを行う動画が撮影され、大問題に発展している。
映像は観光客が投稿したとみられ、サンゴを傷つけて名前を刻んでいたという。
落書きは無数に増えており、州ではシュノーケリング禁止が発令されている。

サンゴに名を刻む無法者…州で大問題

フィリピン・ボホールのパングラオ・バージンアイランドは、ターコイズブルーの海に色とりどりのサンゴ礁が美しい、日本人にも人気のシュノーケリングスポットだ。

しかし今、その場所で観光客たちの行動が大問題となっている。

あるYouTube動画で、1人の観光客が深く潜り、サンゴのそばで右手を動かしていた。
近づいてみると、サンゴの一部が白くなっていることがわかる。
なんと、サンゴに傷をつけて落書きをしていたのだ。

サンゴに刻まれた「INYON」という文字
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書かれていたのは、アルファベットで「インヨン」だ。
動画のテロップには、韓国語で「頑張って私の名前を書いてくれました」と書かれていた。

映像に映っていた韓国人観光客の名前をサンゴに刻んでいたとみられる。

問題を認識していない観光客

この映像は、韓国人観光客自身がYouTubeに公開したとみられ、刻まれた名前を見て、「グッド!」と親指を立てていた。

さらに、動画を編集した際には自身の歌声をのせ、悪びれる様子もない。

“落書き増”でエリアが規制…

動画内でご機嫌に歌う韓国人観光客をよそに、州では、サンゴがある地域でシュノーケルなどを禁止する大問題に発展した。

無数に刻まれた韓国人の名前

被害の第1発見者が撮影した映像では、サンゴに「キム」や「ミン」など、韓国人によくある名前が多数刻まれ、美しいサンゴが原型をとどめていない。

人気シュノーケルスポットは、まるで“落書きスポット”のようになっていた。 

チップ欲しさに観光客に勧めた可能性もあると指摘

被害の発見者によると、サンゴへの落書きは、ガイドなどが高額なチップをもらおうと、観光客に勧めていた可能性もあるという。

また観光客の行動は、韓国国内でも問題になっている。
韓国メディアによると、フィリピンでサンゴを傷つけると、深刻な毀損(きそん)の場合は、最大6年以下の懲役刑となると報道している。
(「イット!」 9月11日放送より)

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