【ヤンゴン=共同】ミャンマー軍事政権は16日夜、台風11号の影響を受けた洪水や土砂災害での死者が226人、行方不明者が77人に上ったと発表した。国連人道問題調整室(OCHA)は首都ネピドーをはじめ、国軍と少数民族武装勢力の戦闘が激しい北東部シャン州など広域で洪水が発生し、約63万人が被災したとの推定を公表した。
ミャンマーは2021年2月のクーデター以降、各地で内戦状態が続く。国内情勢への干渉を嫌う軍政が、外国に異例の支援を要請。隣国インドが物資を送った。
台風11号はベトナムやフィリピン、中国南部を直撃し、計270人超が死亡。熱帯低気圧に変わった後も東南アジアで悪天候が続き、タイ北部でも洪水が発生して少なくとも10人が死亡した。
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