ロシア ウクライナに軍事侵攻(9月17日の動き)

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ウクライナ空軍の幹部でことし3月まで報道官を務めたユーリー・イグナト氏は、今月、NHKのインタビューに応じました。

このなかでイグナト氏は、十分な防空システムを保有していないことを課題としてあげ、「ロシア軍のミサイルが残念ながら都市や住宅地に命中してしまうことが時々ある」と述べ、市民の犠牲を防ぎきれていないとしています。

そのうえで「敵の領土や補給拠点、弾薬を破壊する長距離ミサイルが必要だ。そうすれば、ロシアの攻撃能力を奪うことができる」と強調しました。

ゼレンスキー大統領も、アメリカなどが供与する射程の長い兵器の使用制限を撤廃し、ロシア領内への攻撃を容認することが必要だと繰り返し訴えています。

米有力紙“両国の死傷者の数が合わせて100万人に”

アメリカの有力紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は17日、おととし2月から続くロシアによるウクライナ侵攻で、両国の死傷者の数が合わせて100万人に達したと伝えました。

いずれの国も死傷者の数を公表しておらず、正確な人数の把握は困難だと指摘しながらも、▼ウクライナ軍はことしはじめの推計で死者8万人、けが人40万人、▼ロシア軍は欧米の情報機関の推計で死者20万人近く、けが人はおよそ40万人にのぼるとしています。

そのうえで、人口がロシアの4分の1に満たないウクライナにとっては非常に厳しい状況だと指摘しています。

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