米IT大手メタのロゴとEU旗=ロイター

【ブリュッセル=共同】英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は18日、欧州連合(EU)欧州委員会が来月にもSNSのフェイスブックを手がける米IT大手メタに対し、インターネット広告市場の競争をゆがめているとして、巨額の制裁金を科す見通しだと報じた。欧州委はEU競争法(日本の独占禁止法に相当)違反の疑いで調査を進めていた。

違反が認定された場合、メタは世界の年間売上高の最大10%に当たる制裁金を科される可能性がある。

問題となっているのは「クラシファイド広告」と呼ばれる個人間の物品売買などの短い広告。欧州委は、メタが自社のクラシファイド広告事業「フェイスブック・マーケットプレイス」とフェイスブックをひも付け、同業他社を排除しているとの懸念を示していた。

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