【ロンドン=大西康平】英統計局が18日発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2.2%上昇した。伸び率は3カ月ぶりの高水準となった前月と横ばいだった。
モノの価格は0.3ポイント低下のマイナス0.9%となったが、サービス価格が0.4ポイント上昇の5.6%となった。品目別にみると、アルコール・たばこが1.5ポイント低下の5.8%、娯楽・文化が0.3ポイント上昇の4%だった。
ロンドン証券取引所を運営する英LSEGが集計した市場予想の2.2%と一致した。エネルギーや食品などを除くコア指数の伸び率は0.3ポイント上昇の3.6%と、4カ月ぶりの高い水準となった。
英中銀イングランド銀行(BOE)は19日に政策金利の発表を予定している。8月には4年5カ月ぶりに政策金利を引き下げた。5〜6月にはBOEが物価上昇率の目標とする2%だった。年末に向けては追加利下げに動くかが焦点となる。
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