台湾北部の市街地を流れる川の河口でことし6月、中国軍の艦艇の艇長だった男が小型船で侵入し、無許可で台湾に入った罪に問われました。
地元の裁判所は18日の1審の判決で、男が中国南部の福建省の港を小型船で出発し、みずから操縦して翌日に台湾北部の新北の海域に侵入したと認定しました。
そのうえで「当局の許可を得ずに台湾の海域に入り、台湾の安全に重大な損害を与えた」などとして、懲役8か月の実刑判決を言い渡しました。
判決では、男が現場に駆けつけた警察官に「中国大陸から船に乗り、投降しにきた」と話すなど、犯行を自白したことから減刑したとしています。
台湾では、先週にも新北の海岸付近でゴムボートに乗っていた中国籍の男の身柄が確保されていて、台湾当局は中国からの船などによる侵入への警戒を強めています。
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