話題となっているのは、タイ東部チョンブリ県の動物園で、ことし7月に生まれた小型のカバ、コビトカバのメスの赤ちゃんです。

動物園では、赤ちゃんカバの愛くるしい姿をSNSで発信するとともに、タイで親しまれているもちもちとした肉団子を意味する「ムーデン」と名付けると、たちまち人気に火がつき、連日、国内外から観光客が訪れています。

18日も午前8時の開園にあわせて、大勢の人が「ムーデン」のもとに詰めかけ、母親のあとをついて回ったり、地面に寝そべったりする様子をスマートフォンで撮影していました。

オーストラリアから訪れたという30代の男性は「SNSで話題になっていたので家族で見に来ました。きょうは寝ていたので、起きている姿を見たかったです」と話していました。

動物園によりますと、「ムーデン」人気の高まりを受けて、来園者数が平日では最大で5倍、休日では2倍ほど増えたということです。

ただ、寝ている「ムーデン」を起こそうと、物を投げるなどの迷惑行為も起きているということで、動物園では看板を設置するなどしてマナーを守るよう呼びかけています。

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