【深セン共同】「他人事ではない。ショックを受けている」。中国広東省深セン市の日本人学校近くで刺された男児が死亡したことを受け、中国の邦人社会などで衝撃が広がった。広東省に家族帯同で赴任している日系企業の男性社員は「外で日本語を大声で話すのを控えさせるなど気をつけて行動するしかない」と語った。  現場近くで女児を連れ歩いていた中国人女性は、男児の死亡を知ると一瞬言葉を失った。「幼いのに、むごすぎる」とおびえたような表情を見せた。孫娘を付近の幼稚園に送ってきた60代の中国人男性は「日本人が刺されたと聞いて驚いていたが、本当に残念だ。容疑者の男は正常な判断ができない人間のはずだ」と顔をしかめた。  同省広州市に住む、子どもを持つ30代の中国人女性は「お母さんの心情を考えるとつらい」と男児の母親を気遣った。同市の60代の中国人男性は「許せない。今後の日中関係への悪影響が心配だ」と述べた。


鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。