柘植外務副大臣は先週、中国南部・広東省の※深センで日本人学校に通う10歳の男子児童が刃物を持った男に襲われ、死亡する事件が起きたことを受け、22日から北京を訪れています。

柘植副大臣は23日午前、中国外務省の幹部との会談のため、宿泊先のホテルを出発しました。

出発の際、柘植副大臣はメディアの取材に応じ「状況を把握し、今後の対応や在留邦人の安全確保を求めたい」と述べました。

会談では、事件のいきさつや背景など事実関係の説明や、再発防止、日本人の安全確保の徹底などを求めることにしています。

また、午後には中国の日本人社会に不安が広がっていることを踏まえ、北京日本人学校や進出する日本企業でつくる「中国日本商会」などの関係者と面会し、意見を交わすことにしています。

今回の事件については、アメリカ・ニューヨークでの国連総会に合わせて調整中の上川外務大臣と中国の王毅外相との会談でも取り上げられるとみられます。

※センは土へんに川

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