先週、中国南部の※深センで日本人学校に通う10歳の男子児童が刃物を持った男に襲われ死亡する事件が起きたことを受け、日本政府は再発防止の観点から、日本人学校に関するものを含む根拠のない反日的な中国のSNS上の投稿について、取り締まりを徹底するよう求めています。

こうした中、中国外務省の林剣報道官は24日の記者会見で「一部の日本人が事件と中国のSNS上のいわゆる反日的な投稿を結びつけ、安全リスクを誇張している。こうした論調は明らかに事実と一致していない」と述べました。

中国としては、今回の事件と、反日的な中国国内の動きを結びつける日本側の論調に反発した形です。

しかし、中国当局は今も事件の動機など背景は明らかにしていません。

中国では、事件後人気動画投稿アプリを運営する企業が、日本と中国の対立をあおるなどの違反行為が確認されたとして投稿を制限する動きも出ていますが、中国のSNS上では規制を求める日本側の対応に反発する声も出ています。

※「セン」は「土」へんに「川」

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